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2007年 12月 22日 ( 1 )

、『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳 偕成社刊)





先日、風絃トリオ〈空〉の「地球の風ライヴin大阪」で、『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳 偕成社刊)が南久松真奈さんによって朗読されました。
・・・・と、マイミクのまこりんさんのページで見つけました。・・・以下のようです。

「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」 8歳の少女の質問にこたえ、ある新聞社が、愛情をこめて、味わい深い返事をだしました。

(アメリカで実際にあった話で、今でも世界中の人びとに愛読されています)

とっても素敵なお話でしたので、みなさんにご紹介させていただきます


              


サンタクロースっているんでしょうか?
                      
                 

〈1897年9月21日 ニューヨーク・サン新聞「社説」〉

ニューヨーク・サン新聞社に、このたび、次のような手紙が届きました。さっそく、社説でとりあげて、お返事したいと思います。
この手紙の差出人が、こんなに大切な質問をするほど、私たちを信頼してくださったことを、記者一同、大変嬉しく思っております。


記者さま

あたしは8つです。
あたしの友だちに、「サンタさんなんていないんだ」って言ってる子がいます。
パパにきいてみたら、
「サン新聞に、問い合わせてごらん。新聞社で、サンタクロースがいるというなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ」と言いました。
ですから、お願いです。教えてください。サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?

                              バージニア・オハンロン




バージニア、お答えします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、まちがっています。
きっと、その子の心には、今はやりの、何でもうたがってかかる、“うたぐりや根性”というものがしみこんでいるのでしょう。

うたぐりやは、目に見えるものしか信じません。
うたぐりやは、心のせまい人たちです。心がせまいために、よくわからないことが、たくさんあるのです。それなのに、自分のわからないことは、みんな“うそ”だと決めているのです。

けれども、人間が頭で考えられることなんて、大人の場合でも、子どもの場合でも、もともとたいそうかぎられているものなんですよ。

私たちの住んでいる、このかぎりなく広い宇宙では、人間の知恵は、1匹の虫のように、そう、それこそ、アリのように、小さいのです。
その広く、また深い世界をおしはかるには、世の中のことすべてを理解し、すべてを知ることのできるような、大きな、深い知恵が必要なのです。

    

そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人への思いやりや、まごころがあるのと同じように、サンタクロースもたしかにいるのです。

あなたもわかっているでしょう。――世界にみちあふれている愛やまごころこそ、あなたの毎日の生活を美しく、楽しくしているものなのだということを。

もしもサンタクロースがいなかったら、この世の中は、どんなに暗く、さびしいことでしょう!
あなたのようなかわいらしい子どものいない世界が、考えられないのと同じように、サンタクロースのいない世界なんて想像もできません。

サンタクロースがいなければ、人生の苦しみをやわらげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも、なくなってしまうでしょうし、私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手でさわるもの、感じるものだけになってしまうでしょう。
また、子ども時代に世界にみちあふれている光も、消えてしまうことでしょう。

    

サンタクロースがいない、ですって!
サンタクロースが信じられないというのは、妖精が信じられないのと同じです。

ためしに、クリスマス・イブに、パパにたのんで探偵をやとって、ニューヨーク中の煙突を見張ってもらったらどうでしょうか? ひょっとすると、サンタクロースをつかまえることができるかもしれませんよ。

しかし、たとい、煙突から降りてくるサンタクロースの姿が見えないとしても、それが何の証拠になるのです?

サンタクロースを見た人は、いません。けれども、それは。サンタクロースがいないという証明にはならないのです。

この世界で一番たしかなこと、それは、子どもの目にも、大人の目にも、見えないものなのですから。

バージニア、あなたは、妖精が芝生でおどっているのを見たことがありますか? もちろん、ないでしょう。だからといって、妖精なんて、ありもしないでたらめだなんてことになりません。

この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、何から何まで、人が頭の中でつくりだし、想像したものだなどということは、けっしてないのです。


    

赤ちゃんのガラガラを分解して、どうして音が出るのか、中のしくみを調べてみることはできます。
けれども、目に見えない世界をおおいかくしている膜は、どんな力の強い人にも、いいえ、世界中の力持ちがよってたかっても、ひきさくことはできません。

ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、そのカーテンをいっときひきのけて、幕の向こうの、たとえようもなく美しく、輝かしいものを、見せてくれるのです。

そのように美しく、輝かしいもの、それは人間のつくったでたらめでしょうか?
いいえ、バージニア、それほどたしかな、それほど変わらないものは、この世には、ほかにないのですよ。
    

サンタクロースがいない、ですって?

とんでもない! うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでも死なないでしょう。

1千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、今と変わらず、喜ばせてくれることでしょう。

        
         


いかがでしたか? 心に響きましたでしょうか
        
感動された方は是非ぜひリンクしてくださいね~


子どもたちへの贈り物

サンタクロースはいるのです

by u-on358 | 2007-12-22 10:55 | マイライフ | Comments(0)